近年、「こどおじ」という言葉を耳にする機会が増えています。
成人しているにもかかわらず、実家で親に依存して生活する男性のことを指すこの言葉。
そんなこどおじには、共通する特徴があるのをご存知ですか?
本記事では、こどおじに多く見られる10個の特徴を解説します。
自分もこどおじに当てはまるのか、チェックしてみましょう!
こどおじとは?定義と概要
まずは、こどおじの定義と概要を押さえておきましょう。
こどおじの定義とは
こどおじとは、一般的に30歳前後の男性で、社会人でありながら実家で親と同居し、
経済的にも精神的にも自立していない人を指します。
「こども部屋」から出られない、
大人になりきれない男性という意味合いが込められています。
こどおじの年齢層と割合
こどおじの年齢層は、主に20代後半から30代半ばが中心です。
総務省の調査によると、
30代男性の約4人に1人が未婚で実家同居という結果が出ています。
この数字からも、こどおじが社会的に無視できない存在になっていることがわかります。
こどおじの特徴1:社会的自立に欠ける
こどおじの最大の特徴は、社会的自立ができていないことです。
経済的に親に依存している
こどおじの多くは、安定した収入を得られず、生活費の多くを親に頼っています。
家賃や食費、光熱費など、
本来なら自分で負担すべき出費を親に肩代わりしてもらっているのです。
経済的な自立心が育っていないと言えるでしょう。
自分で生活を切り盛りできない
社会人として自分の生活を管理することは、大人としての基本的なスキルです。
しかし、こどおじの中には、
食事の用意や洗濯、掃除など、日常的なことを自分でこなせない人が少なくありません。
何から何まで親任せにしてしまう傾向が見られます。
こどおじの特徴2:精神的に未熟である
こどおじは、精神面でも子供っぽさが目立ちます。
大人としての責任感や思慮深さに欠ける部分があるのです。
自己中心的な考え方が目立つ
こどおじは、物事を自分本位に考えるクセがあります。
他人の立場に立って考えることが苦手で、自分の都合を優先しがちなのです。
社会生活を送る上で必要な、協調性や思いやりの心が育っていないことが多いです。
感情のコントロールが苦手
大人は感情をコントロールし、場に応じた適切な対応ができなければなりません。
しかし、こどおじの中には、
感情的になりやすく、衝動的な言動を取ってしまう人がいます。
ストレス耐性が低く、困難から逃避する傾向も見られます。
こどおじの特徴3:甘えの構造に囚われている
こどおじは、親への甘えが習慣化してしまっています。
自立するための心構えや行動力に欠けているのです。
親に甘えることが当然と考えている
こどおじの多くは、親に頼ることを恥ずかしいと思っていません。
むしろ、親の保護があって当然という感覚を持っているのです。
「いつか自立する」と漠然と考えながら、具体的な行動を起こせずにいます。
自分で何とかしようとする意欲に欠ける
自立するためには、自分の力で問題を解決していこうとする意欲が必要不可欠です。し
かし、こどおじは、困ったことがあっても自分で何とかしようとせず、
すぐに親に助けを求めてしまいます。自立心や積極性に乏しいと言わざるを得ません。
こどおじの特徴4:ひきこもり傾向が強い
こどおじの中には、外の世界と接点を持つことを避け、
家に閉じこもる人が多く見られます。
外出や社会参加を避ける
こどおじは、外出することを面倒に感じがちです。
友人との交流も少なく、趣味や習い事に参加することも稀です。
家の中で過ごす時間が長く、社会との接点が極端に少ない生活を送っています。
対人関係の構築が苦手
人付き合いが苦手なこどおじは、
社会生活を送る上で必要なコミュニケーション能力が身についていないことが多いです。
自分から他人に話しかけることを避け、人間関係を築くことを面倒に感じているのです。
その結果、孤立しがちな生活に陥ってしまいます。
こどおじの特徴5:コミュニケーション能力が低い
こどおじのコミュニケーション能力の低さは、人間関係の構築を難しくしています。
会話が一方的になりがち
こどおじは、相手の話を聞くことが苦手な傾向にあります。
自分の話ばかりを一方的に進め、相手の反応を見ることができません。
会話のキャッチボールができず、コミュニケーションがうまく成立しないのです。
相手の気持ちを汲み取れない
人付き合いでは、相手の表情や言葉の端々から、
その人の感情を読み取る能力が求められます。
しかし、こどおじは、相手の気持ちを察することが不得意です。
空気を読めず、相手を不快にさせてしまうことも少なくありません。
こどおじの特徴6:家事や身の回りのことができない
こどおじの多くは、家事全般を親任せにしています。
自分の身の回りのことを自分で行う習慣が身についていないのです。
掃除や洗濯を自分でやらない
こどおじの部屋は散らかっていることが多く、掃除が行き届いていない印象を受けます。
また、洗濯物を自分で洗濯し、たたむという習慣もありません。
全て親に任せきりにしてしまっているのです。
自炊する習慣がない
こどおじの食事は、ほとんどが親の手料理か、
コンビニやスーパーのお惣菜に頼っています。
包丁を握って料理をすることはほとんどなく、
自炊のスキルがまったく身についていません。
一人暮らしをするとなると、食生活に支障をきたしかねません。
こどおじの特徴7:現実逃避癖がある
こどおじは、現実の問題から逃避しようとする傾向が強いです。
仮想世界に没頭することで、現実から目を背けているのです。
ゲームやSNSに没頭する
こどおじの多くは、ゲームやSNSに熱中しています。
仕事や人間関係でストレスを感じると、すぐにそちらに逃げ込んでしまうのです。
現実世界での充実感を得られず、仮想世界に依存しがちです。
現実の問題から目を背ける
こどおじは、自分の将来について真剣に考えることを避けがちです。
キャリアプランを立てたり、
自立に向けて行動を起こしたりすることを先延ばしにしてしまうのです。
目の前の問題から逃げることで、現状を変えるチャンスを逃しています。
こどおじの特徴8:恋愛や結婚に消極的
こどおじの多くは、恋愛や結婚に対して消極的な姿勢を取っています。
積極的に行動を起こそうとしないのです。
異性とのコミュニケーションが苦手
こどおじは、異性とのコミュニケーションが苦手な人が多いです。
恋愛に必要な会話のスキルが身についておらず、アプローチの仕方がわかりません。
恋愛経験が少ないため、異性との接し方に自信を持てないのです。
結婚への関心が低い
こどおじの中には、結婚に対して前向きになれない人もいます。
経済的な基盤がなく、自立できていない状態で結婚生活を想像できないのです。
また、独身生活の気楽さを手放したくないという気持ちもあるようです。
こどおじの特徴9:自己肯定感が低い
こどおじは、自分に自信を持てない人が多い傾向にあります。
自己肯定感の低さが、自立への一歩を踏み出せない要因となっているのです。
自分に自信が持てない
こどおじの多くは、自分の長所や強みを見出せずにいます。
「自分にはできない」「自分には価値がない」と考えてしまい、
挑戦する前から諦めモードに入ってしまうのです。
自信のなさが、行動力を奪っていると言えます。
他人と比較して劣等感を抱く
こどおじは、他人と自分を比べて、劣等感を感じやすい傾向があります。
同年代で活躍している人を見ると、自分の情けなさを思い知らされ、
自信を失ってしまうのです。
他人との比較ばかりして、自分の良さを認められなくなってしまいます。
こどおじの特徴10:将来への展望が持てない
こどおじの多くは、自分の将来に対して明るいイメージを持てずにいます。
先の見えない不安を抱えているのです。
キャリアプランを描けない
こどおじは、自分のキャリアをどう築いていくかをイメージできないでいます。
目標を定められず、ただ漠然と日々を過ごしているだけです。
将来設計を立てることができないため、具体的な行動に移せないのです。
自立への具体的な行動を起こせない
「いつかは自立しなければ」と考えてはいても、こどおじは行動に移せないでいます。
何から始めればいいのかわからず、一歩を踏み出せずにいるのです。
自立への意欲はあっても、具体的な計画を立てられないでいます。
あなたはいくつ当てはまった?こどおじ度をチェック!
ここまで、こどおじに共通する10個の特徴を見てきました。
自分に当てはまる項目がいくつあったでしょうか?
10個中7個以上当てはまったら要注意
もし10個中7個以上の特徴が自分に当てはまるなら、こどおじ度が高いと言えます。
このままでは、自立が難しくなる可能性が高いでしょう。
今すぐ行動を起こさなければ、
こどおじ状態から抜け出すことが困難になるかもしれません。
こどおじ脱却のために必要な心構え
こどおじを脱却するには、自分を変えたいという強い意志が必要不可欠です。
今の状況に甘んじるのではなく、自立に向けて一歩ずつ前進していく覚悟を決めましょう。小さな行動の積み重ねが、大きな変化を生み出すのです。
こどおじに共通する10個の特徴とは?当てはまったらあなたもこどおじ!?:まとめ
こどおじには、社会的自立の欠如や精神的未熟さ、甘えの構造など、
共通する特徴が多く見られます。
自分に当てはまる項目が多いほど、こどおじ度が高いと言えるでしょう。
こどおじを脱却するには、自分を変える強い意志と具体的な行動が必要不可欠です。
・社会的自立の欠如や精神的未熟さが目立つ
・甘えの構造から抜け出せずにいる
・恋愛や結婚に消極的で、将来への展望が持てない
・こどおじを脱却するには、自分を変える意志と行動力が必要
こどおじは、決して恥ずかしい存在ではありません。
大切なのは、今の状況を変えたいと願う気持ちです。
一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切でしょう。
こどおじ脱却への道のりは簡単ではありませんが、
一歩ずつ前に進んでいけば、必ず自立した生活を手に入れることができるはずです。
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