近年、「こどおじ」という言葉が注目を集めています。
成人しているにもかかわらず、親に依存して自立できない男性を指すこの言葉には、
ネガティブなイメージが付きまといます。
一体なぜ、こどおじは社会から批判されるのでしょうか?
本記事では、こどおじが抱える問題点を10個の理由から解説します。
- こどおじとは?定義と特徴
- こどおじの何が悪いのか?理由1:社会的責任を果たせない
- こどおじの何が悪いのか?理由2:自立の遅れが目立つ
- こどおじの何が悪いのか?理由3:依存心が強すぎる
- こどおじの何が悪いのか?理由4:人格形成に悪影響がある
- こどおじの何が悪いのか?理由5:親の負担が大きい
- こどおじの何が悪いのか?理由6:恋愛や結婚に消極的
- こどおじの何が悪いのか?理由7:家事や身の回りのことができない
- こどおじの何が悪いのか?理由8:コミュニケーション能力が低い
- こどおじの何が悪いのか?理由9:将来設計ができない
- こどおじの何が悪いのか?理由10:社会の高齢化に拍車をかける
- こどおじを生み出す社会的背景とは
- こどおじのことをカズレーザーもフォローしている
- こどおじのことをひろゆきも肯定している
- こどおじ(子供部屋おじさん)は何が悪いのか?社会から批判される10個の理由のまとめ
こどおじとは?定義と特徴
まずは、こどおじの定義と特徴を押さえておきましょう。
こどおじの定義
こどおじとは、一般的に20代後半から30代の男性で、
親と同居し、経済的にも精神的にも自立していない状態を指します。
「こども部屋」から出られない、大人になりきれない男性を表す言葉です。
こどおじの特徴と傾向
こどおじには、いくつかの共通する特徴があります。
社会的責任感の欠如、依存心の強さ、自己肯定感の低さなどが挙げられます。
また、恋愛や結婚に消極的で、将来設計を立てられない傾向もあります。
こどおじの何が悪いのか?理由1:社会的責任を果たせない
こどおじが批判される大きな理由の一つは、社会的責任を果たせないことです。
社会の一員としての自覚の欠如
こどおじは、社会の一員としての自覚が希薄です。
自分が社会を構成する重要な存在だという認識が乏しく、
社会に貢献しようという意識が低いのです。
大人としての役割を果たそうとしない姿勢が、批判を招いています。
社会貢献意欲の低さ
社会の一員としての自覚がないこどおじは、社会貢献に対する意欲も低くなります。
ボランティア活動や地域イベントへの参加に消極的で、
社会をよりよくしようという意識が感じられないのです。
社会から必要とされる存在になろうとしない態度が問題視されています。
こどおじの何が悪いのか?理由2:自立の遅れが目立つ
こどおじの自立の遅れは、社会から大きな批判を浴びる原因となっています。
経済的自立ができていない
こどおじの多くは、安定した収入を得られず、親に経済的に依存しています。
自分の生活費を自分で稼ぐことができないのです。
社会人として一人前になるためには、経済的な自立が不可欠です。
この点でこどおじは、大人としての基準を満たしていないと言えます。
精神的自立の遅れ
こどおじは、精神的にも自立が遅れています。
親に頼ることが当たり前になっており、
自分で物事を決められない状態が続いているのです。
年相応の精神的成熟を遂げておらず、
大人としての自覚や責任感が乏しいと指摘されています。
こどおじの何が悪いのか?理由3:依存心が強すぎる
こどおじの依存心の強さは、社会から大きな批判を受ける原因の一つです。
親への依存が常態化している
こどおじは、親への依存が習慣化しています。
生活のあらゆる面で親に頼り、自分で何とかしようとする意欲が感じられません。
この状態では、独り立ちすることが難しく、
いつまでも親に迷惑をかけ続けることになります。
自力で問題解決できない
依存心が強いこどおじは、問題に直面しても自分の力で解決しようとしません。
すぐに親に助けを求め、自分で考え行動することを避けるのです。
社会生活を送る上では、自分で問題に立ち向かい、乗り越えていく力が必要不可欠です。
この点でこどおじは、大人としての資質が問われています。
こどおじの何が悪いのか?理由4:人格形成に悪影響がある
こどおじであり続けることは、人格形成にも悪影響を及ぼします。
自己肯定感の低さ
こどおじは、自分に自信を持てずにいます。
「自分にはできない」「自分には価値がない」といった
否定的な自己イメージを抱えているのです。
自己肯定感の低さは、自立への意欲を削ぎ、人生の可能性を狭めてしまいます。
社会性の欠如
こどおじは、社会性に乏しいと言われています。
他人との関わり方がわからず、コミュニケーションが苦手なのです。
社会生活を送る上で必要な協調性や柔軟性が身についておらず、
人間関係を築くのが難しい状態にあります。
こどおじの何が悪いのか?理由5:親の負担が大きい
こどおじの存在は、親にとっても大きな負担となっています。
経済的負担の増大
こどおじを抱える親は、経済的な負担が増大します。
成人した子供の生活費を援助し続けなければならず、
老後の蓄えを切り崩すことにもなりかねません。
こどおじが自立できない状態が長引けば、親の生活も圧迫されてしまいます。
精神的ストレスの蓄積
こどおじの親は、精神的なストレスも抱えています。
いつまで経っても自立しない子供への失望感や焦りが、親の心を蝕んでいくのです。
子供の将来への不安は、親の大きな精神的負担となります。
こどおじの何が悪いのか?理由6:恋愛や結婚に消極的
こどおじは、恋愛や結婚に対して消極的な姿勢を取りがちです。
恋愛スキルの欠如
こどおじの多くは、恋愛経験が乏しく、恋愛スキルが身についていません。
異性とのコミュニケーションが苦手で、アプローチの仕方がわからないのです。
恋愛は人生の重要な要素の一つですが、こどおじはその入り口で躓いてしまっています。
結婚への意欲の低さ
こどおじは、結婚に対する意欲も低い傾向にあります。
経済的な基盤がなく、精神的にも未熟な状態では、
結婚生活を想像することが難しいのです。
また、独身生活の気楽さを手放したくないという心理も働いているようです。
こどおじの何が悪いのか?理由7:家事や身の回りのことができない
こどおじは、家事や身の回りのことを自分でこなすことが苦手です。
生活スキルの未習得
こどおじの多くは、掃除や洗濯、料理など、生活に必要なスキルを身につけていません。
親に頼って生活してきたため、自分で家事をする習慣がないのです。
社会人として一人前になるには、最低限の生活スキルは不可欠です。
自炊や洗濯ができない
自炊や洗濯は、自立した生活を送る上で特に重要なスキルです。
しかし、こどおじの中には、
料理を作ったり、洗濯機を回したりすることすらできない人がいます。
この状態では、一人暮らしをすることは難しいでしょう。
こどおじの何が悪いのか?理由8:コミュニケーション能力が低い
こどおじは、コミュニケーション能力の低さも指摘されています。
対人関係の構築が苦手
こどおじは、人付き合いが苦手な傾向にあります。
自分から話しかけることができず、相手の反応を読み取ることも不得意です。
円滑な対人関係を築くことができないため、社会生活で困難に直面することが多いのです。
協調性に欠ける
コミュニケーション能力の低いこどおじは、協調性にも欠けています。
自分の意見を押し通そうとし、他人の意見を聞こうとしません。
チームワークが求められる社会では、この姿勢では通用しないでしょう。
こどおじの何が悪いのか?理由9:将来設計ができない
こどおじは、自分の将来を設計することが苦手です。
キャリアビジョンの欠如
こどおじの多くは、自分のキャリアをどう築いていくかをイメージできていません。
目標を持たず、ただ漫然と日々を過ごしているだけなのです。
社会人として成長していくためには、自分のキャリアビジョンを持つことが重要です。
先々の見通しが立たない
将来設計ができないこどおじは、先々の見通しを立てることができません。
いつまで親と同居するつもりなのか、
いつ結婚するつもりなのか、明確な答えを持っていないのです。
人生の指針を持たずに過ごすことは、社会から望ましくないと見なされています。
こどおじの何が悪いのか?理由10:社会の高齢化に拍車をかける
こどおじの増加は、社会の高齢化を加速させる要因の一つとなっています。
少子化の加速
こどおじが増えることで、結婚や出産が遅れ、少子化に拍車がかかります。
将来の労働力不足や社会の活力低下につながる恐れがあるのです。
こどおじ問題は、一個人の問題にとどまらず、
社会全体の問題として捉える必要があります。
社会保障制度への影響
こどおじの増加は、社会保障制度にも影響を及ぼします。
彼らが将来的に年金を受給する側に回ることで、
現役世代の負担がさらに増大することが予想されるのです。
こどおじの自立の遅れが、社会保障制度の持続可能性を脅かすことになりかねません。
こどおじを生み出す社会的背景とは
こどおじ問題は、個人の資質だけでなく、社会的な背景も大きく関わっています。
雇用環境の変化
近年の雇用環境の変化は、こどおじ増加の一因と言えます。
非正規雇用の拡大によって、安定した収入を得にくくなっているのです。
経済的な基盤を築くことができず、親元に留まり続けるケースが増えています。
家族関係の希薄化
家族関係の希薄化も、こどおじ問題に影響を与えています。
核家族化が進み、親子のコミュニケーションが不足しがちです。
その結果、子供の自立心を育てることが難しくなっているのです。
こどおじのことをカズレーザーもフォローしている
カズレーザーは、自身のYoutubeチャンネルで、
「20代で実家暮らしっておかしいことですか」と男性が相談しました。
男性は1人暮らしの友人から
「何で実家暮らしなの?」「あり得ない」などと言わたようですが、
これに対して、カズレーザーは、
「全然おかしくないと思います。実家から通えるんだから別にいいと思いますけど」
と即答しました。
その後も、友人の発言を
「ただ単純にマウント取りたいだけの人なんじゃないですか」と評すると、
人がどこに暮らしてるか文句言うやつなんか、
猿以下の人間だから気にしなくていいと思うとコメントをしました。
こどおじのことをひろゆきも肯定している
こどおじのことをひろゆきも肯定しています。
20代の前半は実家暮らしを続けて、
「思いっきり貯金する」ということを続けたほうがよいと思うんです。
実家暮らしであれば、
入社1年目から1年で100万円を貯めることだって可能です。
そういう生活を5年くらい続けると、貯金額は500万円になります。
そのタイミングで1人暮らしを始めても、27歳です。
いいタイミングではないでしょうか。
というように、「自立」という言葉は、別に1人暮らしのことを言うわけではなく、
「自分のお金だけで生きる」「金銭的に親に頼らない」ということを指します。
であれば、給料の安い20代前半は、
無理に実家を出る必要はないと思うんですよね。
変にプライドがあったり、
精神論で「実家を出るべきだ」と言う人もいるかもしれません。
でも、それってあまり意味がないことだと思います。
だって、たまたま東京や埼玉、千葉、神奈川に実家があるだけで
環境的にトクをしているわけです。
そのチャンスは使い切ってしまえばいいと思うんですよね。
それに、やみくもに1人暮らしを始めるより、
「5年以内に実家を出る」という目標を立てて実家暮らしをするほうが、
計画的に生きることができます。
それを原動力に、節約とか貯金も頑張れると思うので、
20代のうちは「子ども部屋おじさん・おばさん」
であることを恥じなくてもいいと思いますよ。
まあ、30代、40代になってしまうと、ちょっと考えものかもしれませんがね。
こどおじ(子供部屋おじさん)は何が悪いのか?社会から批判される10個の理由のまとめ
こどおじが社会から批判される理由は、実に様々です。
社会的責任の欠如、自立の遅れ、依存心の強さなど、大人としての資質が問われています。
こどおじ問題は、本人だけでなく、
親や社会全体にも影響を及ぼす深刻な問題だと言えるでしょう。
・親への依存が常態化し、人格形成にも悪影響がある
・恋愛や結婚に消極的で、将来設計ができない
・社会の高齢化や少子化に拍車をかける存在となっている
こどおじは、結論的に「何も悪くない」です。
多くの人は「世間体」を気にしており「こうあるべき」というべき論を
こどおじに押し付けているだけです。
悪い印象を持たれることが多いですが「明確に何が悪いのかを説明できる人」はいません。
こどおじでも全く問題ありません。
単に「みんなが一人暮らししている中で実家ぐらししているだけの話」なのです。
そもそも他人がどこに住んでようが、
周りがとやかく言う必要も言われる必要も全く無くです。
コメント